こんにちわ!
WiFiマニアのMIKIです^^
ウェブページや何かの会員サイトにアクセスする際、“ロボットではありません“という表示が出ることってありますよね。
正方形の1枚の写真を9分割くらいして、「信号機を選んでください」という表示。
または全く違う9枚の写真が表示されて、「信号機が写っている写真を選んでください」という表示など、さまざまなパターンがありますよね。
しっかり写真を選んだつもりでも、なぜか「信号機」「バス」「車」など、一回の“ロボットではありません“表示に対して、数回写真を選ぶ事も。
ぶっちゃけると正直超面倒くさいですよね。
“ロボットではありません”て、人が操作してるんだから当たり前と思いますが、この確認をするのも意味や必要性があります。
そこで今回は“ロボットではありません“という表示が出る意味についてや、今後この確認はどうなっていくのかについて、紹介したいと思います。
1.“ロボットではありません“をやる意味

Mediamodifier / Pixabay
“私はロボットではありません“って、そりゃ人が操作してるんだから、ロボットじゃないって思いますよね。
しかしながら、この表示が出るのは不正アクセスを防ぐためにあります。
インターネットには、ウイルスや不正アクセスを行い、ユーザー情報や個人情報を奪うプログラムが存在します。
このプログラムを「ボットプログラム」と言います。
ボットプログラムを走らせる事で、自動的に一定の操作を繰り返すようになり、人間が操作するよりも早く操作する事ができます。
その為、高速でたくさんの不正アクセスが可能となりますが、これを阻止するのが“ロボットではありません”の画像選択操作です。
ボットプログラムは悪用しようとする人が、自分の思うままロボットのように操作を決めてプログラミング出来ますが、逆を言えばプログラム通りにしか動かない性質があります。
その為、ボットプログラムは表示された画像を判別し、その中から正しい画像を選択することが出来ません。
人は画像を見て、写っている内容を判断することが出来ますので、“バスの写真はコレとコレ”というように選ぶ事ができます。
画像選択で答えられるか否かで、ボットプログラムによる不正アクセスかどうか、ふるいにかけています。
何度も同じサイトにログインしたり、何度もアクセスしていると、どんどんセキュリティが厳しくなり、画像選択を複数回行う必要が出てきます。
ちなみに、この“ロボットではありません”というセキュリティは、Google社が提供している認証システム「reCAPCHA」というシステムです。
2.“ロボットではありません“の方法は画像へとシフトした

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以前の“ロボットではありません“という確認は、画像選択ではなく文字入力で行われていました。
英字の大文字と小文字+数字が歪んだような画像が表示されて、歪んだ英数字を入力し、ロボットかどうかを判断していました。
昨今ではAIの技術も進化し、ボットプログラムで突破できてしまう可能性があるため、画像選択の確認方法が増えたと推測します。
また、画像もクッキリと綺麗な画像ではなく、なんだかボケた写真ばかりが採用されていますよね。
これも、綺麗すぎる画像だとボットプログラムに突破されてしまう危険がある為、わざとボケた写真を使って、人間が目で見て判断しないといけないようになったと言われています。
3.今後画像を選ぶ必要は無くなる可能性がある

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何度も同じページを開くような動作をしたりすると、「reCAPCHA」システムが働いて、場合によっては何回も画像を選ばないといけないですが、今後は画像認証しなくても良くなるよう、開発が進んでいます。
今までは不審な操作をしていると、画像認証の操作をするよう表示が出ていましたが、新しくGoogle社が開発した「reCAPTCHA v3」では、ユーザーの一連の操作を分析し、その操作がどれぐらい不審なのかをスコア化します。
なので、一般のユーザーが使う際には一連の操作を分析し、ロボットでない事が確かめられるので、私たちユーザー側が何か操作する必要はなくなります。
これにより、今までのように何度も写真を選ばないといけなくなる事もなく、”しよう”と思っていた事を、画像認証に遮られる事もありません。
一般的に実装されるのはもう少し先かもしれませんが、現状の段階として、画像認証は近いうちに減っていくことになることでしょう。