こんにちわ!
WiFiマニアのMIKIです^^
何気なくスマホを使っていて、突然「○日までに○万円振り込んでください」と表示が出て、焦ってしまった経験はありませんか?
人によっては“違約金“や“裁判“などの言葉が怖くて、お金を振り込んでしまう事もあります。
結論から言うと、上記のようなケースで金銭を請求された場合でも、ほとんどの場合訴訟などは起こされません。
でも、どこか後ろめたい事があったり、心当たりがあったりすると、不安になりますよね。
そこで今回は、ワンクリック詐欺とはなにか?手口や実例、対処法などを紹介していきます。
1.ワンクリック詐欺とは

PublicDomainPictures / Pixabay
ワンクリック詐欺とは、全く身に覚えがない契約を取り付けられ、
「入会金として○万円を下記の口座に振り込んでください」
「○日までに入会金を振り込まないと○%の延滞料が発生します」
「支払いがない場合は法的措置を講じます」
など、利用者の不安を煽って”早く支払わないとヤバい”と思わせ、料金の支払いを要求してくる事です。
こうした表示が出る経緯には、ネット上のURLを何となく押したり、メールに載っていたURLにアクセスする事で
「ご入会ありがとうございます」
などと表示が出して、ご入会した覚えのない、何だか分からない謎の会員に入会した事にされ、数万円〜の高額な料金を請求してきます。
URLをクリックしただけで金銭を要求される事から、“ワンクリック詐欺“と呼ばれています。
2.ワンクリック詐欺の手口

ijmaki / Pixabay
ワンクリック詐欺の手口としてはこうです。
①利用者の興味がそそられるような内容が記載して、URLを押させようとする。
アダルト系や出会い系の内容が多く、“無料で動画視聴できる“などの誘い文句から、URLへと誘導します。
②ユーザーがURLを押せば、「ご入会ありがとうございます」と言う画面を表示させ、金銭を要求します。
この時、“○日までに振り込まないと延滞料が発生します”など、ユーザーの不安を煽ります。
③不安に感じたユーザーが料金を振り込みます。
これで詐欺師の懐にお金が入っていきます。
アダルト系や出会い系サイトは、恥ずかしさや人に秘密にしたい部分なので、後ろめたさを感じる事が多いです。
加えて人に相談しづらいので、一人で抱え込んでしまい、誰にも相談できないままお金を振り込んでしまうケースが相次ぎます。
また、ワンクリック詐欺のセコいところは、「頑張れば払えない金額ではない」と言う点です。
突然数十万円を請求されれば、後ろめたさは有るけども、お金を振り込むとなると渋りますよね。
しかし数万円であれば、働いていれば頑張って出せない金額でもありません。
数万円払って秘密を守れるなら、自分のお小遣いを減らしたりして、振り込んでお終いにしようとしてしまいます。
しかし、冷静になって考えてみれば、突然契約を取り付けられて、それが有効になる事はそうそうありません。
一方的な契約がまかり通るなら、世の中架空契約だらけです。
契約にはお互いの合意が必要なので、ワンクリック詐欺に遭った場合は冷静になって考える必要があります。
以下にワンクリック詐欺の事例や対処法を紹介しますので、深呼吸をして、冷静になって読んでみてください。
3.騙されやすいワンクリック詐欺の実例

3dman_eu / Pixabay
では、具体的にワンクリック詐欺にはどういった事案があるのか、よくあるワンクリック詐欺の実例を紹介します。
①アダルト動画の再生ボタンを押すと入会した事にさせられる
アダルト動画が掲載されているサイトで、再生ボタンをクリックすると、「ご入会ありがとうございます」と突然表示された場合、ワンクリック詐欺を疑うべきです。
スマホの個体識別番号や、使っているOSの情報表示させて、“個人が特定された!“と思い込ませ、不安を煽ります。
しかし、そのような情報が載っていたところで、一個人を特定する事は出来ません。
さらに言えば、契約とは双方が合意して初めて有効になります。
「入会申し込み」などのボタンを押したわけでもないのに、入会した事にされた場合、料金を支払う必要はありません。
②メールで送られてきたURLにアクセスすると料金を請求された
簡単な文字列のメールアドレスだったり、何かのメルマガなどに登録していて、メールアドレスの情報が流出した場合、身に覚えのないアドレスからメールが来た経験は無いでしょうか。
差出人はよく分からないけど、なんとなくメールに記載されたURLを押したところ、「ご入会ありがとうございます」という架空の入会画面が表示され、入会を請求されるケースがあります。
自分から怪しいサイトを見なくても、このように“ついURLを開いてしまって“ワンクリック詐欺に遭ってしまう事もあります。
③“ウィルスに感染しました“という表示が出る
何気なくウェブサイトを見ていて、たまたま開いたサイトで
「ウィルスに感染しました」
「システムが破損しています。○分以内に対処しないと故障する可能性があります」
「ご当選おめでとうございます」
などなど、急に不安を煽ったり、なんか得した気分になるようなページが表示された事はありませんか?
やましいサイトを見たわけではないのに、このような表示が出るサイトもありますので、このような表示はアダルトサイトや出会い系サイトに限りません。
このような表示が出た時に一緒に記載されているのが、
「サポートセンターに連絡してください」
「当選商品をお送りしますのでこちらにアクセスしてください」
などとユーザーを誘導します。
ウィルス感染やシステム破損といわれると、スマホやパソコンが使えなくなる!と不安をになる気持ちを利用するのが、ワンクリック詐欺の特徴です。
4.ワンクリック詐欺への対処法

geralt / Pixabay
ワンクリック詐欺への対処法はいくつかありますので、一つずつ紹介します。
①無視してページを閉じる
ワンクリック詐欺は、金銭の要求画面が出ても無視しても問題ありません。
なぜなら契約として成り立っていないからです。
私たちは常日頃契約と同じような行動をとっています。
コンビニで欲しい商品をレジに出す→お会計金額を支払って商品を購入する
これも一つの契約のようなものです。
お店が”○円で売ります”
お客が”その値段で買います”
こうして双方が納得するから、売買契約が成立しています。
ワンクリック詐欺の場合、こちらが合意してないのに契約が成立する訳がないので、支払い義務は生じません。押し売りと同じです。(押し売りの方が品物があるだけマシでしょうか?嫌ですけども)
機器の個体識別番号が出たところで、個人を特定する事は出来ません。
逆にお金を支払ってしまうほうが、詐欺師側に「誰がいくら振り込んだ」という情報が残ってしまう可能性がありますので、支払う方が情報を相手に渡してしまう可能性がありますので要注意です。
②国民生活センターや警察に相談する
ワンクリック詐欺は、表示されたページを閉じて無視していれば問題ありませんが、もし何度もしつこく金銭を請求されたり、脅されたりなど悪質な場合、国民生活センターや警察に相談してみましょう。
いつから、誰に、どのように金銭を要求されるか、詳しく伝えて相談しましょう。
③そもそも怪しいサイトにアクセスしない
ワンクリック詐欺のページを開いてからでは遅いですが、そもそも怪しいサイトや「無料で見れる」など動画を再生しないようにしましょう。
そうすれば、そもそもワンクリック詐欺のページには飛ばされません。
④どうしても不安なら周りやネットで相談
無視すればいいと分かっているものの、どうしても不安な場合、お金を支払う前に周りの人に相談してみましょう。
もし、後ろめたかったりして周りの人に相談できないなら、Yahoo知恵袋などで相談してみるのもいいでしょう。
”払わなくていい”と思っていても不安で堪らない場合、なるべく一人で抱え込まない事が大事です。
出来るだけ周りを頼って、怪しいサイトにはアクセスしないよう注意して、詐欺に合わないよう自衛する事が大切です。