電話番号といえば、市外局番だったり070,080,090で始まる番号が主流ですよね。
そんな中、ちょっと聞き慣れない「050」から始まる番号がありますよね。
この番号へ電話をかける場合、通話料が高額になってしまうのか、050から始まる電話番号の電話には出ていいのか?
聞き慣れない分、色々と不安が募りますよね。
そこで今回は、050で始まる電話番号とは何か? 通話料に変化はあるのか?などの疑問を解決していきたいと思います!
1.050で始まる電話番号はどんな番号?

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050で始まる電話番号は、IP電話に割り振られる電話番号です。
この電話番号は、インターネット回線を使って電話が出来る番号の事で、「050〜・・・」の番号だけでなく、LINEやSkypeなどもIP電話の一部です。
(ちなみに、IP電話というのは“インターネットプロトコル電話”の略称です。)
050で始まるのIP電話は、いろんなインターネット回線の会社が提供していて、普通の携帯電話には無いメリットがあります。
同じプロバイダ同士の通話は無料
IP電話はいろんな会社がサービスを提供してますが、同じプロバイダ同士の電話なら、通話料が無料になるんです。
家族や親戚同士で電話する事が多い場合、同じプロバイダのIP電話を契約していれば、通話料が無料になるので、通話料金を下げることが出来るんです。
IP電話の会社も、利用者が自社のIP電話を契約してくれれば、加入者が増えるメリットがあるので、利用者と会社側のお互いにメリットがあります。
通話料が安い
NTTの加入電話の場合、電話する相手先との距離が遠いと、通話料金が高くなるシステムでした。
(NTT加入電話だと、最大3分88円くらいかかったりします)
しかし、IP電話の場合は距離に関係なく一律3分8円くらいで通話ができます。
そのため、通話料金自体がぐんと抑えられるので、IP電話にした方が節約になります。
050電話の注意点
ただ、050で始まるIP電話には使えない機能があります。
緊急連絡には使えない
050のIP電話は110や119などへの緊急連絡が出来ません。
そのため、持っている電話をIP電話だけを持っているのはリスクがあります。
先ほども少しお伝えしましたが、050の番号があるとはいえ、IP電話はインターネットを使った電話なので、電話回線とは別物なのです。
LINEやSkypeで110や119は出来ないのと同じように、050のIP電話では緊急連絡が出来ません。
インターネットの状況によっては通話が途切れる
050のIP電話は、インターネットの状況によって、通話が途切れたりする事があります。
ネットが混雑すれば通話が途切れたり、停電などでIP電話がインターネットにつながる為の機器の電源が落ちれば、途端に通話ができなくなります。
050は携帯電話と似たような電話番号ではありますが、中身は全く違うという事なんです。
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2.050で始まる電話番号宛に電話をかけたら通話料は高額になる?

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050で始まる電話番号宛てに電話を掛けても、通話料金は特別高額になったりはしません。
050で始まるIP電話は、あくまで電話をする時に通る経路が、電話線かADSLインターネット線の違いしかないためです。
ですので、あなたが入っている加入プランによって決まっている通常料金で通話出来ます。
あわせて読みたい>>知らなかった!IP電話と光電話はどっちがお得?それぞれのメリット・デメリットとは
また、電話かけ放題プランであれば、通話料はかかりません。(かけ放題プランの適用範囲内なので)
それに、固定電話のIP電話同士であれば、通話料金がもう少し安くなる場合もあります。
なので、050で始まる電話番号に電話しても、特別高額な料金が掛かるわけでは無いので、安心して下さい。
3.050で始まる電話番号とナビダイヤルは同じもの?

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050で始まる番号と、企業などで使われているナビダイヤルでは、根本的に違います。
050で始まる電話番号は、先ほども伝えた通りインターネット回線を使って通話するIP電話です。
一方で「0570」で始まるナビダイヤルは、NTTコミュニケーションズが企業に提供している電話番号です。
050で始まるIP電話とナビダイヤルは、全くの別物です。
コールセンターなどの窓口電話となっているナビダイヤルでは、全国どこの拠点でも電話対応ができるメリットがあります。
例えば、普通の固定電話だと、市外局番が都市によって違うので、各営業拠点ごとに電話番号が異なります。
しかし、ユーザーから製品等の問合せを受ける等、内容によっては全国どこの営業拠点でも対応可能な場合があります。
また、ユーザーからの問い合わせ内容を事前に振り分ける事も出来るので、契約内容の説明等を専門に対応する所・故障等のトラブルの対応を専門に対応する所など、対応窓口を振り分ける事もできます。
ナビダイヤルでよく耳にするのが、「ご用件の番号をプッシュしてください」という言葉ではないでしょうか。
そしてその後に続くのが、用件等に関する番号選択だと思います。
”契約内容の確認・変更の場合は 1”
”製品に関するお問い合わせは 2”
”故障・修理に関するお問い合わせは 3”
この様に、ナビダイヤルの案内で番号をプッシュしてもらう事で、事前にユーザーが何を聞きたいのか把握する事が出来ます。
また、企業側のメリットとして、通話料金の全額・または一部をユーザーに負担してもらえる他、宅配便の再配達時間指定をユーザーのプッシュ操作のみで終えられたりなど、様々なメリットがあります。
利用者側からすると、ナビダイヤルってゆったりと話すので、電話代が少々気になってしまう事もありますが・・・^^;
やはり働く人の負担を軽く出来るところは軽くして、効率良くするためにも、ナビダイヤルはよく使われます。
この様に、050の番号はADSLインターネット回線を使った電話、ナビダイヤルは企業が取り入れている電話番号なので、通話料金にも差が生まれるというわけなんです。
4.050で始まる電話番号は出た方がいい?

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もしも050の電話番号から着信があった場合、電話には出た方がいいのか?と悩む事もありますよね。
基本的に、050の番号は電話をする経路が違うだけなので、080から始まる知らない電話番号も、050から始まる知らない電話番号も、怪しさの点では大差ありません。
知らない電話番号から出ないと決めているのであれば、電話に出る必要は特にありません。
しかし、企業や個人に対して、何かしら問合せをした後の着信であるなど、少し心当たりがある場合には、名前を名乗らずに電話に出てみるのもアリです。
しかし、知らない番号からの着信では、基本的に名前を名乗らない様にしましょう。
ついつい「はい ○○です」と口をついて出そうですが、本当に知らない人からの着信だった場合、”この電話番号は○○さん”という情報が相手に漏れてしまいます。
ただの間違い電話であればそれで良いですが、もしそうで無かった場合、自分の電話番号と名前が知らない人にバレるのって、良い気分はしませんよね。
そういった事にならない様、日頃から知らない電話番号からの着信には出ない、出ても名乗らないを徹底して気をつけていきたいですね^^