こんにちわ!
WiFiマニアのMIKIです^^
スマホやガラケーなど、携帯電話の番号宛にメッセージを送る事ができるSMSですが、なぜか相手に届かない、なんてことはありませんか?
もし格安SIMを使っていてSMS機能が使えない場合だと、”大手キャリアじゃ無いからダメなの?”と不安になったりもしますよね。
しかし、最初に断言できるのは、SMSのメッセージが送れない原因は、大手キャリアでも格安SIMでも変わりません。
そこで今回は、SMSが送れない時の原因や、注意喚起までにSMSでの詐欺についても触れていきます。
1.携帯電話にメッセージを送れる”SMS”とは

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SMS機能とは、正式名称は”ショートメッセージサービス”のことです。
SMS機能は先ほども少し触れた通り、携帯電話番号宛にメッセージを送る事ができる機能です。
SMS機能の特徴としては以下のとおりです。
- 電話番号がわかればメッセージを送れる
- 元からSMSのアプリが入っているので改めてインストールする必要がない
- メッセージの到達率が高い
- メッセージの開封率が高い
- LINEやGmailに比べるとセキュリティが高い
SMS最大の特徴としては、やはり電話番号が分かるだけで相手にメッセージを送る事ができる点です。
電話には出られなくても、電話した用件を相手に伝えたい場合、SMSで送っておくと相手も”この用事で電話かけてきたんだ”とすぐに分かりますよね。
また、元からSMSの送受信が出来るアプリがインストールされているので、改めてアプリをインストールする必要がありません。
Gmailなど、アカウントを作れば新しいメールアドレスがポンポン出来るのと違い、電話番号で送るSMSは、電話番号さえ変わらなければメッセージが送れるので、相手へのメッセージ到達率が高いです。
それから、LINEだと公式LINEなどの不要なメッセージに埋れて、肝心の友達からきたメッセージを見落とす事がありますが、SMSはそういった広告などからのメッセージは来ないので、メッセージを見てもらいやすいメリットがあります。
そして何より、SMSはIDとパスワードのログイン情報が必要ないので、GmailなどのIDとパスワードを盗まれてメールの内容が漏れてしまう、と言う事がほとんどありません。
そうした面でセキュリティもGmailより高くなっています。
2.スマホや格安SIMでSMSが送れない原因

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電波が届かない
電話番号宛にメッセージを送るSMSですが、メッセージの送信には電波が必要です。
電波が無ければSMSてメッセージは送れませんので、携帯電話が圏外になっていないか、電波の受信状態を確認しましょう。
電波の入りが悪いようであれば、電波の良いところに移ってからメッセージを再度送ってみましょう。
宛先の電話番号が違う、もしくは変更されている
メールアドレスと同様に、電話番号を間違えていれば、SMSは送れません。
また、電話番号ってそうそう変更するものではありませんが、もし電話番号が変更されていた場合は、電話番号が使われていないのでメールが送れません。
LINEなどの他のアプリで連絡を取ってみましょう。
SMS受信拒否設定になっている
電話番号の着信拒否のように、SMSにも受信拒否設定があります。
その場合は、電話番号が合っていても弾かれるので、メッセージが送れません。
誤ってSMS受信拒否設定になっている場合もあるので、メッセージの送り先の人へ、電話してみるか、メールやLINEなど他のツールで連絡を取ってみましょう。
SMS機能付きでない格安SIMを使っている
大手キャリアに比べて料金の安い格安SIMですが、SMSについては“希望する人がオプション加入“しないと使えません。
なので、普通のデータSIMを契約しているスマホでは、SMS機能を使うことは出来ないのです。
そうしてSMS機能無しのスマホ宛にメッセージを送ったのであれば、LINEやSkypeなどのメッセージアプリから連絡を取りましょう。
アプリ・スマホをしばらく再起動していない
相手もSMSが使えていて、拒否設定されてないのにSMSが送れない場合、スマホ自体が処理出来ていない状態の可能性があります。
アプリをずっと立ち上げっぱなしにしている、不要なアプリを終了していない、スマホの電源をしばらく切っていないなど、スマホの負荷が高くなって、処理が追いつかなくなっている可能性があります。
その為、一度起動しているアプリを落として、スマホの電源を入れ直してみてください。
スマホがリフレッシュされて、メッセージが送れる場合があります。
文字制限を超えている
キャリアによって異なりますが、SMSでは送信できる文字に上限があります。
一度に大量の文字を送ろうとすると、文字数エラーでSMSが送れません。
SMSは、簡単なメッセージをサクッと送る事ができる、と言うツールなので、メッセージが長すぎたり、データ量が多すぎることがないか、一度確認してみて下さい。
画像を送っている
SMSは、あくまで簡単なメッセージを送るためのツールです。
その為、画像などのデータ量が多いものは、SMSでの送信には向いていません。
auやdocomoなどの大手キャリアなら、キャリアメールに切り替わってメッセージが送付されますが、格安SIMなどのキャリアメールがないスマホでは、SMSでもメールでもメッセージが送れません。
その場合は、LINEなりメールなり、SMS以外で画像データをやり取りするようにしましょう。
3.”お荷物のお届けにあがりましたが・・・”と言うメッセージには要注意

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SMSはGmailに比べてセキュリティ性が高いですが、詐欺などの被害に遭わないわけではありません。
SMSを利用した詐欺としてよくあげられるのが、「お荷物をお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。ご確認ください。」と言うメッセージを送りつけ、メッセージに記載しているURLにアクセスさせるです。
私にも実際に↓のようなメッセージが送られてきました。

一応URLは伏せていますが、なんだかよくわからないURLが貼り付けられていました。
こういった不正URLにアクセスさせるタチの悪い例では、URLに「http://sagawa・・・」など、実在する企業に+αの文字列を使ったり、「w」を「vv」など、パッと見分かりにくくする例もあります。
こういったメッセージが送られてくる原因は、知り合いの誰かが不正アプリをインストールしてしまった場合です。
送られてくる手口としてはこうです。
- Androidユーザーが不審なSMSを受け取った
- 不審なSMSを受け取ったAndroidユーザーがメッセージに書いてあるURLを開く
- URLを開いた先で不正アプリをインストールした
- 電話番号等の情報が漏れてあなたにメッセージがきた
特に変なサイトにアクセスした覚えもないのに、「お荷物のお届けにー」なんてメッセージが来たのであれば、あなたの電話番号をスマホに登録している人が、上記①〜④の手順を踏んでいるのだと思われます。
ちなみに、①でAndroidユーザーに限定していますが、詐欺に会う可能性はAndroidもiPhoneも変わりません。
こうしたSMSの詐欺メッセージが届いて、SMSに記載されているURLを押すと、AndroidとiPhoneではその後の流れが違います。
- Android→不正アプリをインストールするよう誘導する
- iPhone→Apple IDなどのログイン情報を入力するよう誘導する
AndroidのアプリをインストールするにはGooglePlay、iPhoneでアプリをインストールするにはApple Storeでインストールしますよね。
このアプリストアに違いがあります。
iPhoneのアプリストアであるApple Storeは、Apple Storeで配信出来るアプリの基準が厳しいので、簡単に不正アプリを配信する事ができません。
大してAndroidのアプリストアであるGoogle Playであれば、Apple Storeよりも配信できるアプリの基準がゆるいので、不正アプリでもインストールさせる事が出来やすいのです。
なので、こうしたSMSメッセージでURLが届くのは、Androidユーザーからなのです。
しかし、詐欺師からするとiPhoneから全く情報を取れないのは勿体無い。
なので、Apple IDとパスワードや、電話番号とその認証をするように誘導します。
こうして個人情報が盗まれていってしまうのです。
こうしたメッセージが届いた場合は、何もせずにメッセージを閉じる、メッセージを削除するなど、相手にしない事が一番です。
そもそも、不在で荷物が届けられなければ、佐川急便やヤマト運輸、日本郵便であれば「不在票」を入れていきます。
いきなりどこの宅配便かも分からない業者が、自社を名乗らずに「荷物を届ける」なんておかしいですよね。
不在で荷物が届かないなら、不在票なり電話なりが宅配業者からきます。
なので、冷静になってこうした詐欺に引っかからないよう、気をつけましょう。
SMSを使った詐欺は「情報処理推進機構」のホームページにも詳しく載っていますので、興味があれば見てみてください^^